2018年10月18日 (木)

進む学び合い:振返る

 あらためて・・、「学び合い」授業って何だ?---ここでは「学びの共同体」でいう「協同的な学び」。「聴き合い、学び合い、支え合い」との表現もあるがこの授業の実態でもある。では、その流れ。コの字配置の教室で授業は開始される。先生は準備した授業デザインに沿って発問。基本的には1・2学年児童は隣り同士の2人(ペア)、 3学年以降は前後左右の男女4人(小グループ)で構成し、その発問=問題・課題(「こと」ともいう)を、個人個人で考え、協同して考え、解いていく(先生に教えられるのではなく子どもたち自身が学んでいく)。先生の着眼その1は、学びに参加できていない児童生徒(以降「子ども」という)の発見と、学びに加わらせるサポート⇒【配慮1】。一人残らず学びを保障するには必須。その2は、ペアないしグループで学ん...

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2018年10月13日 (土)

進む学び合い:見通し

 この「進む学び合い」シリーズを記してきて、牛久の教育の行くへを見通した。以降その勝手な見解と感想。 現在進められ、今後発展する授業改善の基盤に、毎年掲げられている牛久の指導目標:”一人残らず高い質の学びを保障する”がある。公教育に於いて「一人残らず」と「高い質の学びを保障する」とは、実に大胆な目標だが大いなるチャレンジ。 そういう意味で”牛久に行くと大変”という噂はあって良い。これは21世紀型の学校づくりであって、それへのチャレンジを危惧するというのであれば、それはプロフェッショナルな先生にはなり得ない。そんな先生はいない。但し、環境がある程度整わなければやれないのも事実。従って学校改革の実効をあげるには、推進者側に一歩ずつ達成させるための環境整備(機運も環境も)の先行はあってべき。牛久の...

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2018年10月11日 (木)

奥野小恒例コラボ企画

 今年も恒例、奥野小二つのボランティアグループによる共同企画「読み聞かせコンサート&ワークショップ」のご案内。 さて,今年はどのようなイベントになることか?参加者の皆さんもご一緒につくります。  参加の申し込みは,奥野小学校へ。                プリント用PDFはこちらから 「2018_10_21.pdf」をダウンロード 。

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2018年10月 8日 (月)

進む学び合い(6)課題

 この記事は「進む学び合い」シリーズの最終。  誰もが認める”できる子”は、いつの時代も何処の学校にもいる。天才的とはいかなくても”できる子”の保護者からは”今の授業では生ぬるく我が子は損をしている”と思われがちにある。学校は”できる子は分からない子の目線に寄り添って教えることで、自分にもそれは刻まれ深い学びになっている”という。それは確かなことだが、一斉授業ではあり得なかった”分からない子を助ける”ことそのものが人間性を豊かにする体験で自然にやれる機会になっていることも価値だと見て欲しい。こうした状況はそれぞれがコンペチターである職場では期待できない。  今後を思えば、 現在進行中の授業の効果を肯定しても、保護者にとって今現在の授業での成果の見える化は必要。一般的な指標は中学の進学先だろう...

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2018年10月 5日 (金)

進む学び合い(5)評価

 平成28年度から市内小中学校13校の普段の授業と校内研修を数多く観察している。ほとんど17年前からホームページのサポートで定期的に巡回しているからその様子はある程度見聞きする。今回は数人の先生のインタービューをふくめてのまとめ。  牛久市の学校教育の目標は、毎年度発行される「平成○○年度 牛久市学校教育指導方針」にあり、ホームページに掲載されている。A3両面サイズをA4に折りたたんだ詳細な資料だが保護者や就学予定の親御さんには一読をお薦めしたい。参考までにリンクしておく。30年度はこちら、29年度はこちら。30年度の集約版は「30.pdf」をダウンロード。  最重要事項と認識しているのは、毎年掲げる、 「一人残らず質の高い学びを保障する」。今や牛久の教育の精神と言っていい。これをベースに教...

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2018年9月30日 (日)

進む学び合い(4)重要校内研修

 一斉授業と真逆の学び合い授業。ベテラン先生にはきっと大迷惑と以前書いた。会社でも似たようケースはあった。それでも牛久の先生、これに取り組んでおられるのは、一斉授業では教えることの限界を自覚していたからだろう。実際に数人の先生から聞いた。教えたいことはたくさんあるが、自分の力だけでは不足がある。もっと学ばせたいのでチャレンジした。子どもたちの力に頼るように見えるやり方には抵抗もあったが、やってみると予想を上回る成果を生んだ、と。   授業デザインや共有課題にジャンプの課題づくり。なんと言っても、先生は”教える”欲求を抑え、子どもが学びあっているその状態の一人一人の理解の深さを見取るのは難しいことだろう。おそらく見取りに正解や満足はあるまい。 「ジャンプの課題」の準備も様々な想定をも...

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2018年9月25日 (火)

進む学び合い(3)中間評価

 かつてのIT企業マネジャーとしての学び合い授業を評価する第一点は、4人によるグループ学習。従来の授業法の班学習は発表者はいつも”できる子”だが、グループ学習では4人の中のひとり。平等なのである。 4人グループ学習とは、4人一組、前と横は異性。教室全体がコの字配置で授業開始して、先生発問の問題を解く際にグループにする。分からない子からこれって何?と聞くのがベスト。先生の重要な役割は、子ども一人一人の学び具合を見取ること。子どもの構成メンバーは席替えとともに変る。  この4人学習は、一つの問題を巡って活発なコミュニケーションに発展する。教科によっては子どもには得手も不得手もあるから、いつもできる子が目立つのではなく、得意不得意によってはだれもが主役になれる。子どもが主役のこの学び、先生は注意深...

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