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2015年9月20日 (日)

法案成立は歴史的転換点か

19日参議院で安全保障関連法案の委員会強行採決、つづく本会議は賛成148票 反対90票で可決・成立。これを受け翌日の新聞各紙は読売・サンケイ新聞は賛成の視点から、朝日・毎日・東京は反対の立場から社説の掲載を見た。法案の説明は足りないか?とのアンケートに80%前後はYesの回答だから、無理な重要法案の強行採決であったことに疑いない。我が生涯にそう何度もあることでないとみて、ここに記録する。
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 この前の強行採決はPKO法案の2004年。今回の上左は委員長席に押し寄せた与党議員、いつもは野党議員なのに何かが変、後に委員長のガードと知る。推進する与党は強行、反対する野党はあの手この手で阻止へ。議会制民主主義制度では、多数決で決するのだから議員の数で決まるものの多数の与党は少数の意見をできるだけ聞きとり反映するのが進歩した民主主義という。そうはいっても今回のように憲法の解釈を戦後はじめて拡大解釈するほどの相違があり、法案審議の前に米国議会で演説(約束?)したりするほど喫緊に必要とした当事者の認識。結局は、これだけ見解の相違する法案では多数決に従うしかない。それだけに これからの選挙には一層真剣に向き合わねばなるまい。
   周辺事態の大きな変化と、まるで米国の意向?に沿ったかのような法案成立は現政権の使命とするところだったのだろう。隣国の軍備拡張、南沙諸島の岩礁の埋め立てに警戒感を抱くのは当然。でもやっぱり公約にもなかった法案を数に頼んで強行するとはね、やり過ぎではないかな~。

 中選挙区制度の頃の自民党は、まだまともだった。有力な派閥が牽制しあって良くも悪しくもバランスがとれていた。それでも長く続く金権腐敗もあり国民は政権交代の実現を最優先する小選挙区制度を希望、実現した。ところが自民党は執行部に資金と権限が集中し強権となった。干されることは怖い、うま味にはありつきたいのは誰もが持つ本性だ。現自民党国会議員には国民の代表という自覚は薄いのか?総裁選まで無投票になった。今後、重要法案は党議拘束を外すとする法制化が必要になってきた。
 参議院無用論というのがあった。良識の府であって欲しいがそうではないからだ。衆議院と同様な党派による候補者から選ぶなら不要である人格と識見の備わった文化人や科学者、技術者でなるほどと思わせる方が推薦され投票で決するのが良さそうだが・・。それでも議員数は50人から100人程度で良かろう。参議院議員選挙制度の抜本的な改革を是非やってほしい。<2015.9.20記>

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