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2016年5月17日 (火)

“学び合い”を学び合う:校内研修

学び合い”は平成19年(2007)年に知る。毎月発行の「授業の窓」(奥野小教頭:四宮先生)による。正確には「学びの共同体としての学校づくり」のもと「『学び』と『授業』と『』を軸として」なるサブタイトルをもつテーマの研究 だった。市教育委員会として学び合い学習の準備段階に入ったということ? サポートで市内各校を巡っていても耳にすることは少なかったし、むしろ稀に否定的意見を聞いた。一方熱心に取り組まれる学校もあった。
 3年前、校内研修の年間計画をホームページにアップするサポートの要請があり、4月計画・5月アップを意識し定着させた。それからは毎月、研修の事後報告をトピックスにあがるようになったが半数程度で未報告の学校もある一方参考になる深い研修報告もある。2627年度のひたち野うしく小の研修報告。もちろん報告の質より、学び合い授業実践による成果を問われるだけに全校の水準を揃える校内研修は最重要事項だろうその目的・狙いは、従来型の授業の改革で、授業を変えて学校変えることにあり、目標は、①学力の向上、②いじめ・不登校を減らし、③教員の指導力を向上し、④同僚性の指導、⑤子ども(の情報)を皆で共有するにあるようだ。一人一人の子の成長を全員で見守り責任を持つ意気込み。
 5月13日(金曜)岡田小で校内授業研が10時過ぎから16時半まで催された。偶然3月着任の教育委員とともに5校時の提案授業からオブサーバー参加した。5学年の算数:公式を用いて直方体の体積を求める目標だが、グループの数分、ダンボールで作成した水槽、本時の課題にジャンプ問題を準備し、授業を次のようにデザインしていた。
 ①本時の学習課題を知る
 ②基本問題に取り組む
 ③各自の考えを発表し、考え方を比較する
 ④ジャンプ問題に取り組む160513okada1_2
 ⑤本時の学習を振り返る
①③⑤はコの字型机の配置の一斉授業。②と④は個人・グループで4人一組の配置。周りには校内研修を見学する教師(同僚)、学外からの校長先生や見学者、そして研究協議の指導にあたる國學院大學准教授の斉藤先生。児童は4年生で立方体、直方体の概念は学習済み。ここでは体積の意味を理解し、内容積へ着眼を期待する。自力解決の困難な児童もいるとみて学び合いを取り入れる。実際①②③は順調だが、④のジャンプ問題は、厚み5㎝の蓋のないお風呂を想定していて、一回に10リットルずついれていくと、何回でいっぱいになるでしょう?と工夫した課題。マチマチだがグループで話し合っている。④の時間の先生に注目した。先生はグループを廻りつつ、児童の表情を読み取り、分かった子、戸惑っている子、分からないが聞けない子をさりげなくグループの輪に誘導する。これは神経の使う。学び合い批判の一つはこのグループ巡りで、先生は楽をしているとみる。明らかな誤解。できる子には役に立たない時間と見ることも。そこでは分かる子が分からない子に分かるように丁寧に話す、コミュニケーションの成立で人間性は豊かに。⑤において、タイムアップもあり結論に至らなかったがこうした場合、必達ラインはないのか?となる。
 15時から16時30分までの90分では研究主任の司会で、まず先生方もグループを作り、グループ内で授業を見てきた先生を中心に、静止画を使いながら授業の展開を話し意見を交換していた。学び合いの授業法を相互に深めるということだろう。まさに先生自身の学び合いである。
160513okada2_2最後は斉藤准教授の指導となる。授業時にビデオを撮られていたが、要所要所をグループ内会話からとらえていて、その場面に移しアドバイスしていた。先生方の研究協議にはなかった内容もあった。グルー内学習では“聞いたことに応える”で良いと。なるほどお節介に見える子もいる。この辺は難しかろう。授業終了後のわずか25分で、よくもまぁここまでパソコン編集していたものだと専門家に脱帽。⑤では時間をコントロールすれば、結論までは言えたのではないか?と。授業後に子どもに考えさせても良かろうとも。
斉藤准教授のまとめは、①学びの作法の習慣化、②ジャンプ課題への挑戦を焦らずに躾ける、③全体で共有する内容とタイミングを意識してコントロールしては?とあった。
 この講師招聘には薄謝とはいえ予算のいること。各校には年2回実現できる予算を牛久市は準備しているということ。教委幹部と議会、学び合いを進めていくということ。特に議会への認識を深めた。今後議員一人一人を注視していきたい。
 学び合い授業の実態は、授業、研修ともに頻繁に学校訪問するサポーターでさえ知らなかった。これは素晴らしい取組みだ。教育委員会や学校は、保護者や周囲に映像付き15分程度の広報を作るべきだろう。また学び合いによる成果を見えるように披露してはどうか。<教育委員会 情報教育サポーター・奥野小学校評議員 S.H>

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