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2016年8月 3日 (水)

うしくの学校 7:授業再現1/2

 学びの共同体における学び合い授業をイメージだけでも伝えたくて再現してみた。50分授業を2分割、本記事はその1。原本は市教委からお借りしたDVD。2012年9月、下根中学校の数学50分の公開授業。先生は現指導主事:豊嶋先生。映像に解説付き。
記述凡例。[先生:]は先生の発声、つづく「・・・」はその内容。[生徒:]はクラス全員の子どもたち、つづく「・・・」はその内容。(・・・・)とあるのは、その時点の観察、(・・・です)は解説そのもの。

単元:「1年数学 量の変化と比例、反比例」
 コの字型配置机、始業ベル→起立して先生を迎える。
先生:低い声で「『ウサギとカメ』の話、知っているよね」(教師の声が低いと聴き合う関係が生まれます)。生徒:思い思いにつぶやいている(聴き合う関係ができていると小さな声でも学習は成立します)。生徒の話はここではバラバラ。(聴くことやつぶやき合うことを大切にします。ここから学びが生まれます)(そのためには机の間隔が近い方がいいです)。先生:一人を指名し話のあらましを語らせる。「今の話、OK?」と皆に。「チョット違っていたの?どの辺が違っていたの?」。子どもたちの話は少しずつ違っていることに気付く。Aさんは違う記憶を話す(教師はゆっくり話すことで生徒の反応を見取ることができます)。先生:子どもの話をもとに「『ウサギはあとチョットでゴールというところで目が醒めて夢中で追っかけた』と『起きるとカメはゴールして喜んでいた』とがあるがどっち?」。生徒:再びつぶやく(コの字の体型だと友だちとの間隔が狭いので、すぐつぶやけます3分経過

先生:「実はその正しいお話を分析してみた。150時間位かけて」。生徒:「え~~マジマジ!?」の声。完全に教師のコントロールで子どもは集中している。A
先生:レースの模様をグラフに落としてみました」と準備していたグラフを黒板に貼り「これが、ウサギとカメのレースの模様です」(授業の中心となる課題を最初からだします)「これ見るとカメがゴールしたときは、ウサギは追っかけていたの?まだねていたの?」(高いレベルの課題だと全ての生徒の学びがスタートします)(つぶやき合いながら課題を共有します)。「どっちがカメでどっちがウサギかわからないと・・」(つぶやきがつながっていきます)。生徒:「緑がカメで赤がウサギ・・」。隣の子につぶやいている(教師は全ての生徒の表情を見ているので学べていない生徒を見つけることができます)。先生:つぶやきからひろって「緑がカメなの?何故そう思ったの?」。(教師の仕事は「聴くこと」「つなぐこと」「友達の意見や教科書にもどすこと」です)。先生:「(グラフの)赤の横線の部分を何故、ここ睡眠時間と分かったの?」。生徒:「進んでいないから」。先生:「グラフの何処が変わっていないから?」生徒のつぶやきに距離という声が出る。横軸を距離、縦軸を時間と認識し始めた模様。生徒:「寝ていても、時間だけが進む」(生徒の表情を見ているので、次につなぐ生徒は見えています)。

先生:「苦労して分析したグラフを(ペーパーで)渡すので、ウサギとカメの話をキチンと実況できるようにしてほしい」(教師は少し待つだけで生徒は静かになり聴く姿勢ができる)。先生:「但し、数学だからその話の中に、いくつ数字を入れられるか」(全ての生徒の表情を見逃さない)。先生:「さっきの(みんなの)つぶやきで話は分かっている」(グループにする前に、課題を明確にする)。先生:「お話を数学にするからが一つ。二つ目はわざわざ今日はノートに考えたことを言葉にして書かなくても良いから、このグラフに読み取っている数字を入れて、この紙(グラフ)を見ればお話しできるようにしてほしい」「グラフを見てお話をしましょうだから、グループの中でお話をしながら数字を混ぜてほしい」。4人グループに机を展開。12分経過

生徒:グループ内で思い思いに課題を話している(徒一人一人の表情を見て、学んでいない生徒をみつけます)(グループ活動時、かかわれない生徒には必ず教師が寄り添います)(そして教えるのではなく、友達につないでいきます)(グループの生徒たちの会話の中に素晴らしい学びがあります)。グループの話し合いはつづく(学び合いの授業はグループでまとめません)。先生は「ウサギとカメのお話」と「数学バージョンを成功させよう」と板書する。(グループは自分の考えを広めたり深めたりするためにあるのです)(学びあいは一人一人の生徒の学びを成立させるためにあります。班学習との違いです)(だから一人一人が学んでいるかを常に観察します15分経過
子どもの表情を見て、学んでいない生徒を探します)(グループに、中での話し合いの内容を聞き取ります)(関われていない生徒に寄り添い、グループの生徒とつなげます)(教師が支援したことで、グループの男子が説明をはじめました
(子ども同士をつなげたら、教師は長居せず、あとはグループにあずけます)(できた人は教えてあげなさい」は禁です分からない生徒が自分から「教えて」ということが大切です)(他者に依存しながら自立していく生徒を育てますこのことが最も大切なことです)(教師がグループにつなげる支援をしたことで、子ども同士のかかわり合いが生まれます)→(支援した男子が正面の男子とかかわっています正面の男子と左側の女子も笑顔になりましたつながりが生まれた瞬間です)→(左側の女子は男子のプリントをのぞき込み、男子をケアする様子が見られます)→(生徒同士がつながり出すと一人一人の学びが成立していきます)(能力差や様々な問題を抱えた生徒達一人一人が学び出しています) (大切なことは教師は、生徒のわからなさに寄り添うことです。教えることではありません)グループの生徒たちは聴き合い、話し合っている。教師は観察を続ける(男子のわからなさをグループにつなげます)・・(再度男子に声をかけ、女子とかかわるように促します)(教師のひと言でコの字に戻します ここから共有がはじまります22分経過
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