うしくの学校20:先生を考える
ホームページ関連でサポート校を順序不同で月初に定期訪問する。作業には職員室のインターネットを使うが、使えるパソコンがほぼ1台だから授業中に限る。他に要請次第の訪問も。最近は、授業をじっくり見たり、校内研修へ参加させて頂いて、校長先生はじめ先生方の授業法(学び合い)研究への真摯な取り組みに刺激を受けている。その結果、先の記事「期待2」となり、学校に係わる各要素をその後も考え、こうあったらいいなと(ビジネス当時を思いだし)位置づけたのが左図。
そもそも保護者は学校に何を期待しているのだろう? 「我が子には、グローバルな時代に活躍できる人財(材でない)」とか「立派な社会人」になって欲しいってことだろう。この図では、子ども(児童、生徒)をゲストとしてみた。東京ディズニーランド(TDL)風の認識。同社はあらゆる来訪者(一人/グループ/ファミリー)をゲストと呼びそのサービスにスタッフと呼ぶ従業員のひとり一人があたっているのは周知なこと。行き届いた&満足していただくサービス、いわば応接品質の維持・向上のために舞台裏で教育・研修を重ねているという。
学校においてこのスタッフに当たるのはどなた?子ども(ゲスト)に長い時間接している担任の先生ではないか。そこで、先生をあえてスタッフと呼び主役においてみた。こうしないと先生は、教育の関係者間ではその重要性が目立たない。会社における一般社員のよう。昔からず~~と、先生の役割は大きく子どもに影響を与える存在だった。現今の牛久市の学校はすべて「一人ひとりに高い品質の学びを保障する」ための努力を、学校をあげて取り組んでいる。では、先生の環境は如何に?と現実をみつめると、もっともっとよくできないものか?と思えてくる。会社(ソフト開発&システム運用)では「顧客」を第一に、次に大切にしたのは「社員」だった。顧客に直接対応する社員の環境整備は最優先にしていた。こうした認識で、学校と市教委を見直してみた。子どもをゲスト、先生をスタッフ(主役)におくと、学校をサポートする市教委のやるべきことが新しい視点で見えてくるようだ。 学校では、既に校長先生、教頭先生、教務主任先生を先頭に、健康を見守る養護教諭、身体づくりに気を配る栄養士に給食のおばさん方、読書をサポートする学校司書。これらのスタッフは先生の助けになっている。地域の多くのボランティアもこれに準じている。右図は参考:教育関係者を企業風にみたイメージ。
学び合い/アクティブラーニングの時代、これからは、先生を主役とみてはどうでしょう? そして、それぞれの立場で先生に注目することからはじめて、できることできるだけ引き受け、先生の助けになろうではありませんか。<奥野小・学校評議員S.H>
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