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2017年1月21日 (土)

働き方改革、さて

 もう数日前のことになる。文科省政務官から丁寧なお返事を戴いた。車座ふるさとトークの樋口国会議員。170121_2あの日、トークでの発言したことと言い足りない部分の発信を約束し、お知らせしたメールへの返信。こうした応答をなさる方は、実は少ない。それなりの地位にある方ほど無反応なのが普通なこと。これから、働き方の改革、容易ではないがどう進むのか見守っていく。
 彼のプロフールには1971年生まれとある。丁度30歳違いの45歳、働き盛り。この年齢は自分にとっても分岐点だった。ソフトウエア開発部門で漢字処理と情報検索技術を会社の商品に定着させ、異動先のコンピューター運用部門では国内の多くの企業が直面していた運転トラブルの解消をベンチャー企業と組んで運転の自動化ソフトを開発、実現に進めた。第一号ユーザーとして大企業の来社対応や講演に引っ張り出された。国家資格の試験委員や業界の技術委員を委嘱されたのもこの頃。まさに我も働き盛り。

 その日は突然やってきた。夜10時過ぎたまたま一人、在席していたところへ、コンピューターご利用のお客様がやってきて声をかけられた。「あなたは家族サービスをしたことがあるかい?」。「思い出づくりをした方が良いよ」と。この方、現在の情報通信技術開発のパイオニアだった。普段の勤務を見かねたのか?この一言で、異動前の部下の子どもが荒れているという噂、主人を早く帰して下さいと乗り込んできたという新婚の妻の話が脳裏に浮かんだ。どちらも有能なSE(システムエンジニア)で、それなりの報酬を得、若くして自宅も購入したという模範となる社員の家庭のできごと。家庭に時間を割かなかったことに問題はあるにせよ、そのような働く環境になっていることを問題とする気風はなかった。しかし、どういう訳か気がかりになる。本人も望み能力も高まるチャレンジングな仕事は人を夢中にさせる。自己実現はハイテンションになる。ブレーキをかけなくてはならないが、受注を多く抱えているとそうもいかない。それが現実。第三者や客観的に見ればとんでもない環境に見えるのだが、有能な人ほど異常とは気が付いていないもの。事業部長という立場で、働き方の改善を指示したが変化はなかった。翌年度は具体的な業務命令をだす。①プロジェクトのおわりに休暇をとらせること。②夏休み期間を7~9月に設定する。この間に土日を含む9連休をとらせる計画を提出せよ、と。売上げ減少は覚悟。結果は緩やかな変化に過ぎなかったが、働く意識は少しずつ変わり始める。人は好きな仕事で報酬を得ていればやっぱり夢中になる。だからフォローとケアだけは留意するようにした。

 今もなお似たような環境はたくさんあるが、力のある女性が増え緩やかに変化はしているようだ。大手広告会社の新人の自殺をみた今日、企業には幹部自ら改革の具体策を提示しフォロ-し、小まめなチェックを望みたい。労働基準監督署も実の上がる指導をして貰いたい。カンブリア宮殿放映SCSKが実現したというやり方、その研究もするがよい。しわ寄せもあろう。ともかく仕事と家庭、どちらを優先するではなく、家庭あっての仕事と、意識を変革しなくては、働き方改革の実現は難しかろう。スローライフに切り替える努力は、今の生活のあり方そのものを男性/女性、独身/既婚を問わず考え直すことからなのだが、できようか。

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