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2017年2月

2017年2月19日 (日)

「みんなの学校」鑑賞

 「みんなの学校」こと大阪の大空小学校を採り上げたドキュメンタリー映画。28年度牛久市教育の集い(29年2月16日午後)にて鑑賞した。この集い、1部は14時から篤志者・寄贈者への感謝状贈呈、教育論文優秀者の表彰者、優秀論文の発表とつづく。例年のことだが、この優秀論文の発表は聞き応えがある。さすが先生の発表。結構楽しみにしている。
A 頂いたチラシによれば、2部のこの映画は中央に「みんなの学校」とあり、上に「大空は明日へつづく」。下方に「不登校も特別支援学級もない 同じ教室で一緒に学ぶ ふつうの公立小学校の みんなの笑顔になる挑戦」とある。この作品は関西テレビ放送制作の1時間49分。文科省特別指定。教育の集い会場は、牛久市中央生涯学習センターで、一般席は一階席の後方だが満席になった。1部では空席だったから皆さんへの案内は3時からか? 映画鑑賞後、もっと多くの保護者に見て貰いたいと思うほどであった。
 というのは、Uraチラシの裏面のリード文にあることば。上から順に「すべての子供に場所がある学校をつくりたい」、「学校が変われば、地域が変わる。そして、社会がかわっていく。」とあるのだが、これらすべて、現在の牛久市教育委員会の目標にいつも登場していて、定着の方向に進んでいるからだ。地域が変わるの部分は、これからではあるが。本ブログの7月30日「うしくの学校:学校経営の柱」でふれ、添付した資料5ページのPDFは、各校を巡回していて市内の学校長はいつも念頭においておられるのが分かる。鑑賞の帰路、どなたかと”市内でもどこかで見たような学校”と交わした。確かに。遜色はない。
 この大空小学校関連記事はたくさんある。2006年開校当初から2015年の退職まで長期にわたり学校長を勤められた木村先生の愛に満ち信念のある指導が成果を挙げた源であるのは確かだが、続編ドキュメンタリーができるとすれば、目立たぬが教職員の日々の努力とその苦悩にもスポットをあてて貰いたい。
 ドキュメンタリー取材当時のこの学校は220名(通常学級数6・特別支援学級7 )、そのうち特別支援の対象児童は30名だとか。これは多い。長期の学校長勤務といい、大阪市教育委員会の方針なのだろう。特別支援児童を抱える親御さんにとっては、こうした受け入れ校はこころから探し求めていたところ。公教育だから当たり前だろうという意見もあろうが、現実はそう容易なことではない。安心で安全な学校は、学校ならどこも掲げている。支援を要する子どもは市内でも見かける。通常学級に組み入れいる先生方は何ら接し方は変わらない。教育委員会も教員を手当している。加配というらしい。子どもは愛情を持って接したとき、かならず通じ合うことは、経験しているから分かる。残念なのは、こうした先生の努力は、多くの保護者には見えていないこと。学校に長い時間つき添うことは無理だから、やむを得ないことであるだけに、そうした立場にあるサポーターとしては、この場で紹介していこうか。牛久の先生方はなかなかどうして、学びの共同体づくりのもと、子どもたちは誰一人として見捨てることはない。そして考える力をつける工夫の授業で接している、そうした日々であることをお伝えしておく。

2017年2月13日 (月)

うしくの校内研修

 ネットには学び合いを批判する記事もある。そこには、授業を進める教師の不十分な理解もとでの授業風景をみる。佐藤学先生の学びの共同体を市内13校全てにおいて深めている牛久には当てはまらないだろう。ここ数年、各校の校長先生は自ら理解を深め、さらなる研究をしつつ全校あげて取り組んでいる。成果を得て議会も市長もさらにバックアップ。重要な手立ては校内研修(授業研究会)にあるとみた。許可を得て初めて昨年5月13日、岡田小の校内研修にオブザーバー参加した。それからは毎月どこかで行われている研修にお邪魔し15回を過ぎた。
 校内研修は4月に年度計画をたて、5月から毎月一回、同僚の先生に授業を公開し全員で研修するという一日。研修日は全クラス公開授業となり、5校時には提案授業がある。この市内小中学校のスケジュールは5月には市教委のホームページに公開される。研修当日は、市内や県外からの参観者もあり、提案授業後にはその授業を巡っての教師間のグループ学習、全体協議そしてスーパーバイザーによる評価と指導で締めくくる。この時間が充実している。学び合いにおいてはこの研修こそ、授業の質を高めまた先生間の経験差を平均化する手段になっている。教師間のグループ及び全体討議は、提案授業をした先生についてあれこれ採り上げるのではない学びあう授業中での子どもたち一人ひとりの反応を観察していて”このとき、こうだった”と授業における子どもの表情の看取りの交換。しかも「誰々ちゃんはどうだった」と具体的。提案授業の先生にとっても、看取った先生にも個人名での看取り交換は参考になり、その後の授業、個人指導に生きてくるに違いない。
2234 スーパーバイザーに佐藤雅彰先生を招いた12月6日の中根小の研修は大盛況だった。スーパーバイザーは各校とも年に4回招いている。大学、専門家、校長先生OBと多彩だが、どなたも学び合いを熟知しており、なお磨いておられている方々。教師は、単なる教える技術者レベルでは、あまねく子どもにハートの届く教師とはならないないだろう。信念があり理念をもつこと重要。2256佐藤雅彰先生の提示資料には「子ども一人一人の学びを保障する」(牛久の年度共通目標でもある)とあり、誰も孤立させない、誰も見捨てない等々ある。この実践は並大抵ではない。相当の覚悟を持っていなくては出来なかろう。牛久の先生には教師経験の浅さ深さより、理念のあるなしが肝要。高学年の子どもたちの4月と9月の表情の変化を見ればわかるもの。2250
佐藤雅彰先生の持ち込み資料には授業の質を高めるとか真正の学びとかもあった。全体研修は門外漢であっても楽しめる。先生方の真剣な取り組みを目の前にするだけに、応援もしたくなる。2242中根小のグループ協議風景は左図。どの学校も授業参観OK。当日、資料もある。6日の資料はいつもと違っていた。校長先生の了解を得て入手した資料をふくめ紹介する。2236当日加えられていた資料は、K研究主任による当日のポイントPDF版と新規に取り寄せた4月の年度計画作成時の資料(PDF版)当日の資料と連携し研修の質の向上につなげている。
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 学び合う授業は子どもが主役だが、諸先生のこの手法の表現は様々。「聴き合う、学びあう」は子どもの立場、その時間を効果的に進める先生の立場は「支える、手助けする」にある。それもさりげなく。子どももつ自尊心をくすぐるやり方。学習に参加できているかを看取るの難しくないが、子どもたちの一人ひとりがどこまで理解しているか?を看取るのは、優れて注意深い観察力が必要。それだけに全体協議で交わした子ども一人ひとりの情報は貴重だ。こんなに神経の使う授業をすべての授業で進めていたら疲労困憊するだろうとおもえるが、子どもたちもこの授業法になれてきて、その時間にやるべきことをすすんで学んでいく状態になっているクラスも見受ける。そうなるとクラスの学習水準は目に見えて上がっていく。ひいては科目だけでなく部活でも態度に変化が自然にでるから好循環になる。牛久の先生方、これからも迷わず学びの共同体づくりをすすめてもらいたい。 ps)スーパーバイザーの研修当日は、1時間目から17時過ぎまで。提案授業をみて、全体協議までのほかに、1~4時間目に看取った授業の二人の先生には個別指導もある。今後もスーパーバイザーは続けて貰いたい。4年前からの方もいて、先生個人の成長を喜んでおられるのを実見した。子どもに限らず、先生の成長を見るのはこちらまで良い気分だ。

2017年2月 4日 (土)

一中合唱団の練習

 全国大会出場常連の牛久第一中学混声合唱団の練習風景。NHK合唱コンクールや全日本合唱コンクール、TBS子ども音楽コンクール等々、全国レベルの活躍は多くの人の知るところ。その練習風景はいかに?とかねてから興味があって1月15日(日曜)午後それを見た。Dscf2398衝撃を受けた。文化系と想像していたが、とんでもない。発声練習の一部を披露してもらったのだが、これは体育会系と認識を改める。ストレッチのようなポーズをとりつつ腹式の発声?相当な体力がいる。こうした基本からの練習を積んでいればこその全国大会レベルだと納得した。一中勤務10年になるという指導者:皆川先生の確固たる指導方針あればこそ。Dscf2382全国レベルに導くコーチにお会いできるのはなんだか嬉しい。早く記事を仕上げたかったが、受けた衝撃の方が大きくて筆は止まった。気になってきた。
この練習はともかく、その活躍の様子を、ほんの一部しか知らない。知られていない。勿体ない。保護者のみならずファンも感じておられよう。学校のホームページ上では、学校行事のひとつとしてほんの数本の記事。Dscf2385先生にみせて頂いた4階音楽室前のコーナーには、昨年の大会の賞状およびその写真があんなにも掲示されているのにもかかわらずにだ。そこで、その活躍を速報してほしいと要望しつつ、合唱団専用のホームページの作成を提案した。Dscf2395
 まず、学校のホームページに合唱団記事の特集ページを作る。次が準本格的。牛久市には、市内で活躍するボランティア団体向けに発信の場と制作手段を無料で提供しているうしくコミュニティネットというのがある(平成17年度の提供開始)。このシステムの作成に関わっていたから、これを利用しましょうと持ちかけ、申し込み手続きから登録・許可、そしてホームページの試作迄の作業を先行させていた。3月中旬の完成を目指す「牛久第一中楽混声合唱団」名のホームページ。
このホームページは、発信をスマホでもできる。それだけに、ライブないしそれに近い時間に彼ら彼女等の活躍を発信できる。もっとも欲しい情報は、活動予定。何時どこで発表されるのか?可能なだけ聞きたいもの。
 見学した1月15日は、他の部活同様1・2年生からなる編成の新チームになっていた。既に1月12日のヴォーカルアンサンブルフェスタ茨城において、ハーモニー賞と審査委員の推薦を受けて第6回ヴォーカルコンテスト(3月12日清水市文化会館)に茨城県代表として出場を決定している。
 一昨年のNコン全国大会をEテレでみた。このとき合唱団への取材内容も同時に放映されて愕く。メンバーは他の部活にも取り組んでいるという混成の混声合唱団ということ。中学生という多感な時期のこの頑張り。本舞台の他に地域活動も多い。勉強もある。このマルチの取り組み。すぐれた集中力があるのか時間を濃密に使える中学生。・・思い出した、練習時のあの目の輝きを。
牛久市の全国レベルは、初場所待望の優勝で横綱になった稀勢の里だが、これは俄なこと。それ以前は牛久大仏とこの合唱団だった。牛久シャトーを訪れた方は、初めてワイン発祥の地と知り記憶に。ところで、このブログで一中混声合唱団記事は5回登場する一覧はこちら

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