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2017年2月13日 (月)

うしくの校内研修

 ネットには学び合いを批判する記事もある。そこには、授業を進める教師の不十分な理解もとでの授業風景をみる。佐藤学先生の学びの共同体を市内13校全てにおいて深めている牛久には当てはまらないだろう。ここ数年、各校の校長先生は自ら理解を深め、さらなる研究をしつつ全校あげて取り組んでいる。成果を得て議会も市長もさらにバックアップ。重要な手立ては校内研修(授業研究会)にあるとみた。許可を得て初めて昨年5月13日、岡田小の校内研修にオブザーバー参加した。それからは毎月どこかで行われている研修にお邪魔し15回を過ぎた。
 校内研修は4月に年度計画をたて、5月から毎月一回、同僚の先生に授業を公開し全員で研修するという一日。研修日は全クラス公開授業となり、5校時には提案授業がある。この市内小中学校のスケジュールは5月には市教委のホームページに公開される。研修当日は、市内や県外からの参観者もあり、提案授業後にはその授業を巡っての教師間のグループ学習、全体協議そしてスーパーバイザーによる評価と指導で締めくくる。この時間が充実している。学び合いにおいてはこの研修こそ、授業の質を高めまた先生間の経験差を平均化する手段になっている。教師間のグループ及び全体討議は、提案授業をした先生についてあれこれ採り上げるのではない学びあう授業中での子どもたち一人ひとりの反応を観察していて”このとき、こうだった”と授業における子どもの表情の看取りの交換。しかも「誰々ちゃんはどうだった」と具体的。提案授業の先生にとっても、看取った先生にも個人名での看取り交換は参考になり、その後の授業、個人指導に生きてくるに違いない。
2234 スーパーバイザーに佐藤雅彰先生を招いた12月6日の中根小の研修は大盛況だった。スーパーバイザーは各校とも年に4回招いている。大学、専門家、校長先生OBと多彩だが、どなたも学び合いを熟知しており、なお磨いておられている方々。教師は、単なる教える技術者レベルでは、あまねく子どもにハートの届く教師とはならないないだろう。信念があり理念をもつこと重要。2256佐藤雅彰先生の提示資料には「子ども一人一人の学びを保障する」(牛久の年度共通目標でもある)とあり、誰も孤立させない、誰も見捨てない等々ある。この実践は並大抵ではない。相当の覚悟を持っていなくては出来なかろう。牛久の先生には教師経験の浅さ深さより、理念のあるなしが肝要。高学年の子どもたちの4月と9月の表情の変化を見ればわかるもの。2250
佐藤雅彰先生の持ち込み資料には授業の質を高めるとか真正の学びとかもあった。全体研修は門外漢であっても楽しめる。先生方の真剣な取り組みを目の前にするだけに、応援もしたくなる。2242中根小のグループ協議風景は左図。どの学校も授業参観OK。当日、資料もある。6日の資料はいつもと違っていた。校長先生の了解を得て入手した資料をふくめ紹介する。2236当日加えられていた資料は、K研究主任による当日のポイントPDF版と新規に取り寄せた4月の年度計画作成時の資料(PDF版)当日の資料と連携し研修の質の向上につなげている。
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 学び合う授業は子どもが主役だが、諸先生のこの手法の表現は様々。「聴き合う、学びあう」は子どもの立場、その時間を効果的に進める先生の立場は「支える、手助けする」にある。それもさりげなく。子どももつ自尊心をくすぐるやり方。学習に参加できているかを看取るの難しくないが、子どもたちの一人ひとりがどこまで理解しているか?を看取るのは、優れて注意深い観察力が必要。それだけに全体協議で交わした子ども一人ひとりの情報は貴重だ。こんなに神経の使う授業をすべての授業で進めていたら疲労困憊するだろうとおもえるが、子どもたちもこの授業法になれてきて、その時間にやるべきことをすすんで学んでいく状態になっているクラスも見受ける。そうなるとクラスの学習水準は目に見えて上がっていく。ひいては科目だけでなく部活でも態度に変化が自然にでるから好循環になる。牛久の先生方、これからも迷わず学びの共同体づくりをすすめてもらいたい。 ps)スーパーバイザーの研修当日は、1時間目から17時過ぎまで。提案授業をみて、全体協議までのほかに、1~4時間目に看取った授業の二人の先生には個別指導もある。今後もスーパーバイザーは続けて貰いたい。4年前からの方もいて、先生個人の成長を喜んでおられるのを実見した。子どもに限らず、先生の成長を見るのはこちらまで良い気分だ。

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