« 29年度第一回教育民生委員会 | トップページ | 28年度離任式に思う »

2017年3月30日 (木)

この一年を振り返る

 県や市幹部人事の異動を紙上にみる。明日は教職員も大量に載るだろう。年度末の恒例記事。Facilities_a22_215年前、子どもにスキルを伝えようと情報(パソコン)教育のスクール・アシスタントからはじめた学校ボランティア活動。翌年には先生を助けるべくホームページの作成に手をひろげた(これは一挙に市内各校に拡大)。そんなことで頻繁に各校職員室を訪れ教職員とも相知る関係にあるが、実は授業中の教室を覗くことは稀で、参観授業の他はなかった。
 その活動がこの一年、大きく変化多くの授業の現場を実地に観察してきた。切っ掛けは知り合いの市会議員からの要請。”実際の授業を見たい知りたい、その案内を”という。それも短時間で表面的な視察ではないという。A
初回に続く2度目(左図)は、10時半二中集合から給食を挟み、奥野小移動の16時までのたっぷり。議員の皆さんの関心は奥野地区の教育の特色づくりもあるが、それをかねて市内で数年前から導入実施されている”学びあい”授業の実際をつぶさにみて、理解を正すことにあったようだ。応対に当たった二中:櫻井校長と奥野小:青木校長は普段のありのままの授業を案内し、二中では授業者である先生の話を聞く機会も用意していた。これ以降、議会の一般質問や教育民政常任委員会の質疑、さらに親しく議員と話す機会を得ているが、牛久市の授業への理解はもとより、教育行政全般につき一層深く関心も寄せていただいている。
 このいわば議員の研究視察のこともあり、昨年5月教育長にお会いした際「授業を見学しても良いのか?」とお尋ねした。即答で「当然です。学校は開かれていますから」とつづけ、偶然その日、岡田小で公開授業をやっているから参加されてはどうか、となり、その場で宮田校長にアポされた。以降、教育長には年度方針、これまでの実績を掲載した専門誌(先生には当たり前らしい)、佐藤学先生の学びの共同体に関する小冊子を数冊紹介していただいた。読解するのと同時進行で実際の授業をみる。これをこの一年繰り返した。各校で毎月一回実施されている公開授業と校内研究会にも参加した。各校ともに年4回のスーパーバイザーと呼ばれる専門家を招聘している。現教育長が神谷小時代にご教授頂いたときく佐藤雅彰先生にもお会いした。

 ニュースとして教育行政の変化は知ってはいたが、文科省の強調するアクティブラーニング 【紹介サイト「Find!アクティブラーナー」】というのは、佐藤学先生のいう学びの共同体の一部ではないか、と思ったりもする牛久市はずいぶん時代を先取りしている。これからの授業の進め方においてである。ここ2・3年、各校を訪問した際に雰囲気の変化を感じてはいたが、それが学びの共同体でいう第一ステップ:教室での普段の授業スタイル(学びあい・支え合い子ども主役の授業、それをゆるやかに導く先生)の成果にあることだと知った。数人の先生には、この授業法へ取り組む切っ掛けと想いについても伺った。正直に言うと平成17年度に前教育長が導入したと知ったが、はじめの数年は一部の学校と先生が取り組んでいたにすぎない。むしろ批判的な方もおられた。すべての学校に落ち着きが見られ、聞けば成績も上がったという現状は、徹底した指導に踏み込んでからだといえよう。26・27年度はベテランの指導主事が予告なしに学校を訪問し指導することがあったそうだが、28年度は指導の徹底は校長会(大竹会長)に委ねられ進められている。まさに企業並みマネジメント。

 ”授業見学は、いつでもどうぞご覧を!”と言われても、先生の世界は独特で気後れする。先生は専門家であり、教室ではボスである。素人には近寄りがたい雰囲気がある。自由に観察できたとしても、そのことがどのように役立つのか?と考えると躊躇する。
Ayjimage コミュニティ・スクールというのがある。学びの共同体は、子ども、先生、地域住民三者の融合だから、いよいよ望ましい方向に進み始めた。この3月、おくのキャンパスの小中2校は指定。この学校運営協議会の委員17名のひとりになったが、授業観察や校内研究会参加の成果はその場で反映できるのかもしれない。コミュニティ・スクール、あらっぽく言えば、それは地域に学ぶ子どもたちを保護者に限らず地域みんなで見守り育てようというもの。明日を担う人材である。当然なこと。この制度は20年以上も前から法律としてあって山口県での実施率は90%と記事で見たことがある。茨城県はこのたびが4校目。今まで必要なかったのか?それはともかく、少子化の流れの中で、子ども一人ひとりの学びを保障し、その居場所の確立をという現教育長の堅い信念と推進への助力は、コミュニティの一員として、社会経験を積んだ我々年寄りの出番でもあるのだろう。新年度も率直に記事にしてゆく。

« 29年度第一回教育民生委員会 | トップページ | 28年度離任式に思う »

うしくの学校」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 29年度第一回教育民生委員会 | トップページ | 28年度離任式に思う »