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2017年4月18日 (火)

「学び合う学び」入門

 昨日と今日(18日)、29年度のサポート依頼のあった学校を訪問した。定期異動では学校長ほか幹部の先生にも異動があったからご挨拶の機会を得たのは有り難い。これで情報教育サポーターなる肩書きのもと16年目を正式に開始する。本当のところは、情報教育でお役に立ちたいが、先生方の助けになるホームページ発信のサポートも大切だから喜んでお手伝いさせていただく。
 この年度初めのご挨拶、昨年までとの違い、それは学び合い授業そのものを観察し学び、より深く知る立場にもあるということ。先生方の日常の苦心、努力を知り、理解し保護者等にそこで得た情報を発信するためである。この目的で今年度も授業および校内研修の場には、できるだけ参加したい。昨年度同様よろしくお願いする。

 この度の異動、校長先生は13校中、新着任5名、市内異動2名。昨年度はそれぞれ3名と1名。大きな変化だ。教頭、教務主任の異動もあるから、牛久の学び合いをこれまで同様に継承されるか?関心の的だが、印象では皆さんに期待をもてる。そこで紹介しよう。学校幹部はもとより、他地区から着任された先生方に牛久の学び合い入門に相応しい資料、「『学び合う学び』を創る」を。27年度、当時、ひたち野うしく小学校本橋教頭先生(現河内町教育委員会指導室室長)の作成で、校内研修で使用されていたのを知り同校ホームページにアップした。昨年、他校での活用許可を校長先生から得て本記事にも採り上げた(クリックで表示) Photo_2
 右図のようなパワーポイントの資料(予習に最適)画像とテキストからなり、最後の51ページ(左図)にまとめ。0418x_2これを繰り返し見て、考えて、その概要を理解できたから、高いインテリジェンスをおもちの先生は造作もないこと。合わせて佐藤学先生「学校を改革する」や「学力を問い直す」「『学び』から逃走する子どもたち」「教師花伝書」等を読了した。併行して各校月一回の校内研修にも参加。当然、授業を公開する先生だけではなく、諸先生の並々ならぬ取組みを知ることに。先生って凄いなと。学び合いは、平成17年度の導入と知ったのだが、正直なところそのころは目立たなかった。市内全校が揃ってこの授業法に取組み・発展させているのはここ数年のこと。ひとへに自ら学び実践し確信を抱いた現教育長のマネジメントによるところ大である。普段、教育長から強く感じ取れる信念、それはひとり一人の学びを保障すること」「一人ひとりの居場所をつくることに尽きる。先生個々の力量も大事だが、かつての教室には、授業に関心を寄せない子どももいたのも事実。先生の力量に頼るのはなく、子どもの力を引き出し、子ども同士が学びあう。そこを活かそうとの考えは相当に思い切った転換だが、現代にマッチしたやり方でもあろう。実際に文科省自身が、アクティブ・ラーニングという名のもとで普及させようとしている。

 今や全校いや市内あげての取組みだが、この授業法にいち早く個人レベルで取り組んだ先生がおられた。そのひとりに「先生はなぜ学び合いにとりくんだのですか?」と、すると「自分自身(の力)には限界があります。子どもたちの力を引き出してみよう考えた」と即答された。この先生、ここ数年2月初旬には全教科の全課程を修了させていると保護者間で評判。子どもたちからの信頼も絶大、かつ成績も上がっていると聞く。学びの保障と居場所づくり、一人残さずともなれば相当な覚悟がいる。
 いつもの巡回訪問では、ときに話を聞く機会もあった。先生の知識伝授である一斉型授業(向かい合う授業)から子どもたち中心の学び合いに寄り添い質を高める授業寄り添う型授業)。ベテラン先生には、この真逆の授業法には戸惑いもあったはず。しかし時の経過と共にその効果に驚くことになる。それでもこの変化、先生にとっては大きなストレスを伴うものであると感じる。だから、校長先生が自信を持って指揮しなければ実践の浸透・定着は難しい。全員で取り組み校内研修で磨きあう。そこが重要。

 教育長は、就任のはじめ頃、第一線を指揮・監督したようだ。でもそれも2年か3年か?28年度は校長会にその任を委ねた。むろん、スーパーバイザーと呼ばれるこの道の専門家を引き続き、一つの学校につき年4度も招く予算措置もある。要請されれば指導主事の派遣もする。29年度は、もはや市教委にその指揮・監督の陰は薄い。個々の授業に、月一度の校内研修に、先生間の同僚性の定着をみたのだろう。一方新規に市教委に理論と実践に優れた前中学校校長を教育指導員なる肩書きでおいた求めに応じてのサポート体制の整備。各校の校長先生は気軽に相談しやすかろう。市長も議員も予算措置に怠りない。
企業でも大きなチェンジの初期段階は、トップからの強い指導と徹底した監督、そしてサポートは重要だった。進む過程で、早く実践者に任せる方が良い成果を生んだ。これは確かなマネジメント力なくしてあり得ない。教育長のマネジメントへの信頼。牛久市の教育の変化、定着も、発展も見逃せない。
 子どもたちから見て、楽しく学べる。友達に先生に認められる。嬉しく安心の居場所。大人だって、認められ・褒められれば、やる気のスイッチは入る。うしくの学びは、その段階に入ってきたようだ。つぎは学びの共同体の実現。我が居住する奥野地区は、コミュニティ・スクールになった。また小規模特認校であり、拡大した校区からの子どもたちも増えた。特色のある学校づくり、また一歩進めること、私たち住民が試される番であろうか。<学校運営協議会委員S.H>

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コメント

林先生 お久しぶりです!
前奥野小教頭です。
ブログでの発信,全開ですね。さすがでございます。
こちらの学校でもいろいろな背景を抱えている子どもたちがおり,日々格闘しております。
この子どもたちにも,「学び合う」ことの面白さを分かってもらえたらと,思います。
林先生のブログを見ながら,改めて感じています。
双葉台小と双葉台中は,隣接型小中一貫教育校として昨年度まで市の指定研究をおこなっていました。今年度は,それぞれの学校の教員に兼務発令が出て,お互いの先生方が特別な手順を踏むことなく,相互に授業をすることができるようになります。
牛久に追いつけ! の気持ちで頑張ります。
では,また。

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