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2017年7月 4日 (火)

校内研修:3年算数

 7月3日(月)、中根小の校内研修会に午後、出向いた。5校時:3学年「算数」の焦点授業。先生のテーマは「具体物の操作や図で表す良さに気づき,一人一人が自分の考えをもてるようにしたい。」とある。つづいて、そのデザインシートには、1.単元名:わり算、2.目標、3.授業者の思い、4.本時の目標、とA4サイズ一枚で参観者へ提示。スーパーバイザーは、富士学び工房代表佐藤雅彰先生。市内はおろか近県・遠方から数人の参観者。07044_2もちろん、この学校はグループ学習時の児童一人一人の学びを先生方分担して観察していて、直後の授業研究協議会で簡潔に発表することになっているから同僚も。参観者、ゆうに40人は超えていよう。

 授業は、学習課題(ここでは【ジャンプの課題】)を確認するところからはじまる。その課題、結構難しい。「3年5組の人数は35人です。4人のグループと5人のグループを合わせて8つ作り,全員がどちらかのグループに入るようにします。4人グループと5人グループは、それぞれいくつできますか。」
 大人は暗算する。これくらいなら習慣に近い。これを学びあう授業では、どう?すすめるのか。課題の認識からはじめる。問いの意味をペアで話し合って共通認識へ。図や式を使って答える方法をグループ(男女二人ずつ対角線に座る4人。真向かいは異性)で考えたりするが、容易には解の方向も出てこない。当然なこと。これって中学の二次方程式:X+Y=8、4X+5Y=35だなと浮かべるが、算数でとくとなると~~興味を津々。 二度目のグループ時に数人の児童が図示しはじめた。用意されていたおはじきをつかって、関わろうとする女児がいた。分かる子が教えるのではなく、分かりそうな子が分からなくて困っている子と、おはじきを使って協同して学び合おうとしていた。先生は、数人の図示を黒板に貼って、それぞれの考えを聞いた。070441ほんの数人、算式をだしてもいた。4人グループは5,5人グループは3と分かったが、ほかの子に説明できない。直感での正答はプロセスの理解に及んでいないことがあり、他人へ説明できない。学び合いは正答に至るプロセス:どう考えたか?が重要。協同してわかり合えたことがもっと重要説明できることは、解いていく考えが身につくということ。他に応用できる。
 グラス全体としては壁にぶち当たっていた。学びに飽きる児童もでるから分かり易い。あとの佐藤雅彰先生の話で分かったが、クラス全体に行き詰まりが見えた際は、チョットしたヒントを与えて良いのだそうだ07046_2例えば、左を示し問題を整理し、07047_2更に右図のように、表を与えグループみんなで空欄を埋める。みんなが出来た頃を見計らって07048左図を見せ、クラス全体で、表を使う手法を知る。佐藤先生の研究会での話には、1年生では、○(まる)図。2年生では、簡単なアレイ図やテープ図。3年生では、線分図。4年生では、関連図、とスクリーンに表示された。行き詰まりに目先を変えることの大切さ。
07046 学び合いにおいては、先生は教えてはなりませんと強調するあまり、ヒントも拙いことかと勘違いしていた。もっとも、ヒントを与えるタイミング/加減は難しい。全体に行き詰まりが見えたら、新しく考える糸口となるアプローチ法を示すことで、おぉ!算数って面白い!と興味を沸かせるのが良いという。なるほど、そうか。
07044 15時過ぎからの恒例の授業研究協議会は、3階音楽室にて全出席者でおこなわれた。一通り担当グループ・児童の観察報告があった後。佐藤先生の講義ではない、講話に移った。以前もそうだが、誰もふれることのなかったシーン(前述の朱文字部分)をしっかりビデオに撮っていての解説。賞めて下さって気分良し。先生だってそうに違いない。そういう観察眼が参考になる。たのしい講話に先生方は、前のめりで聞いていた。小生も。ハプニングが起きた。07041佐藤先生から問題が出た。「28-9=29」と計算する子がいた。「26×3=96」もいた。「さて、どうしてこうなるか?考えてみて」と。少し考えあぐねた。すると「グループになって」と追い打ち。まさに先生による学び合いコントロール。何故こうしたこたえになるのか?が焦点。そんなぁ~と否定しては始まらない。07042_2解説は、左図。児童である、素直な子でもある。大人には思いもよらない考え方をもっている場合がある。駄目ではないか、では教えにならない。何故そうかを解明し、そこを正すように指導する、そこに先生の醍醐味があると。教室での授業は、分かっていることを教えあう学び合うのではなく、わかからないことを学びあうのがグループの良さ。大勢では難しいとき、ペアもよし、グループもよし。そして最終的にはクラス全体が「分かった!」「もっとやってみたい」が理想的な授業をデザインなんだろう。少々苦痛だろうが、チャレンジングで面白い。だから、先生方の情熱を応援することに決めた。<情報教育サポーターS.H>

ps)この学校の面白さ。07043参観訪問時の資料に「7月のチャレンジ目標」というのが添えられた。年間計画はホームページ上にある(クリックすると新ウインドウ表示。研究主任にお尋ねした。年計後に、月々の目標も示したいのだと。会社同様。年計を4半期、月毎に展開する。それを年計目標はGool、月々は、ターゲット:Taraget と呼んでいた。届きそうな目標に絞る/ブレークダウンしないとあきらめることがある。校内研修にも似たところがある。
もうひとつ、今日:3日の焦点授業の先生。本校2年目と校長先生からメールを戴いた。実際に授業を見て、早くもこの水準かと・・。研究主任の取り組みが見えてくる。7月の目標、何度も見ていてもみたくなる。

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