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2017年7月 9日 (日)

校内研修:佐藤先生

 前回に引き続き、3日間のスーパーバイザーは富士学び工房代表佐藤雅彰先生。お人柄か先生方を応援する・寄り添う気持ち丸見えの堅苦しくない講義だったのでその紹介。実はあのとき数枚の写真をとった。残念ながら3月にガラケーから切り替えたスマホの扱いに未だ慣れず、どれも不鮮明。でも今一度振り返りたいと、厚かましくも資料の提供をお願いした。以降使用する資料は雅彰先生提供およびその編集である。
 まずは、班学習、グループ学習のこと。07106_2先生方には当たり前、知っていようが復習のつもりで整理。両者には明らかな違いがある。学び合い学習においては、誰もが、一人ひとりが相互に支え合う助け合って、問題・課題に取り組み、多様な意見のもとでまとまりを得る。結果も過程も子どもたち自身の体験、ノウハウになる。班学習は一斉授業における活動で、概ねリーダーが現れ、その指揮のもとにどんどん進む。私たち(学び合い学習)が求めている学びは前者である。何しろ一人ひとりの学びを保障するのだから、仲間は仲間を置き去りにしない。
07101_3 前記事の末尾記載の中教審教育課程部会の答申。アクティブ・ラーニングと学び合いの関係性の図示。どのように社会・世界と関わり、より良い人生を送るか。そこを目標としたときに、個別の知識・技能思考力・判断力・表現力等を教育において実現させていくプロセスを表しているようだが、結局は、①深い学びであり、②対話的な学びであり、③主体的・協働的な学びで、まさに行き届いた学び合い学習を日常とする教育の場で養われていくもの。牛久市あげて実践しているこの真正な学び(教科の本質に即した学び)をさらに磨きあげていくことは間違っていない。毎月の校内研修は大切な磨き上げの場。
07103 学び合い授業においての重要な要素は、学び(授業)のデザインと授業時間中の子どもの学び具合のみとり、時間のコントロールにあるとみた。いずれも容易なことではない。デザインは準備段階。そこで授業中に想定される事態をどこまで考えておられるかが、臨機応変な対処の前提になる。ベテランほど引出しは多いのかもしれないが、その点は先生個人の努力のほかに、同僚との研究、校内研修での協議は、向上心に充ちた先生には生きてくる。デザインは学力底上げの共有課題と、より挑戦・発展的なジャンプの課題の用意。07102_3クラスによっては、共有課題はやさしすぎるかどうか?子どもの反応で大勢を読みとれる。全員が分かってしまうレベルでは、その時間つまらなくなる。難しければ戸惑いを見せる。クラスの半数程度に、わからなさが見てとれればペアであったり、4人グループにして、支え合い助け合う学習へ。先生は教えたくなっても教えてはならない。とはいえ、全員が戸惑い壁にぶち当たれば、ヒントとして考え方を示してもよいという。前の前の記事校内研修:3年算数)だそうだ。その日の雅彰先生の例示;算数において1年生では、○(まる)図。2年生では、簡単なアレイ図やテープ図。3年生では、線分図。4年生では、関連図等があると。最近は、学習塾に行っている子が多くなって、教科書ベースの共有課題では、既にわかっている子どもも存在する。それでもグループ学習に参加できていて、教えて!に対し支える子は、教えることで学びは自身に刻まれるし、友達に対する理解も深まるから人間力の養成の一助。そうした協働して課題を考え結論に導く体験は、後々に生きてくる。雅彰先生は、分かり切っていて授業が楽しくないとみられる子には、その子の理解の先をここを考えてみてと促すことも必要という。なるほどそういう場面もある。分からない子もわかりきっている子も、見捨てない、孤立させない目配りを言われる。授業の前半の共有課題は、それ以前に習っている知識の上に、教科にそって新たに考える要素を加えたもの。後半のジャンプの課題は、共有課題を理解した子にさらなる意欲を引き出すものの位置づけ。
07104 左図のスクリーンへの表示では、パッと見すぐには理解できなかったが、ジッと眺めれば言わんとすることは分かる。要はデザインと授業のコントロール。とりわけ子どもの学びの見とり、それもわからなさの見とりは大切、校内研修を通して多様な視点を得、積み上げるほかにない。二度と同じ場面はあるまい。クラスそれぞれに個時差もあること。

熱心に聞いておられる先生方に、教育の専門家としての成長を右図をもって語っておられた。子どもの将来に対して、今、大きな可能性の芽を養う使命を負っているのは先生。先生もサラリーマンであることは分かっているが、やっぱり教師であってほしい。07105_2”わが師の恩”の「」。大人に成長したときに、あの先生のお蔭といわれるほどの師であってほしい。但し、わが身の健康と家族はゆるぎのない存在として大切にしたうえでのこと。
 このシリーズの最後にあたり佐藤先生からのメッセージを下図に。07107_2なんと、牛久の掲げる”子ども一人ひとりの学びの保障”がヴィジョンとして示されている。そして、子ども達に対して I am here for you. であって欲しいと。<学校教育サポーターS.H>

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